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今年もコミケ不参加

とくに委託先もないため、今年もうちはコミケ不参加となります。
年内仕事でいっぱいのため、客としても行けません。

来年は単行本も予定してるので、ひとまずそちらの方をご期待下さい。
コミケはまた様子見で応募します。
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恋とペンネーム

自分以外、こんな話を聞いてもどうでもいいことだろうけども、何だか運命的な流れを感じる年な気がする、今年は。

実は今度発表予定の単行本に、過去の単行本化されてない作品を掲載するという話が出て、過去の原稿を漁っていたワケ。
予定ではデビュー作と、初投稿作品を掲載する運びとなっている。
過去作を見ると、絵は拙くてもグイグイした迫力が伝わる。これは反省すらした。
初心忘れるべからず、ともいうわけだが、今の戒めによかった。
「できる」ことをやるのではない、「やりたいこと」をグイグイ描く姿勢。
それとともに、この時使っていたペンネームも目に入ったわけだ。今の「ミサキ糖」とは違うペンネーム。
その時のペンネームも、今のペンネーム「ミサキ糖」も「ミサキ闘」も、全てその時に付き合っていた女性の名前と俺本人の名前をアナグラムしてる。
それで思い出したのが、その時のペンネームを一緒につけた当時の彼女。

ふと淡い思い出に駆られながら、在りし日を思い浮かべる。
当時彼女は大学生で、弁護士を目指していた。
やったらフェミニストだったから、ある意味その手の弁護士になれるかもしれない。
今の状況は全くわからないわけだけど。

思い返せば、毎日毎日、謝ってばかりの付き合いだったな。
何のワードからスイッチ入るかもわからなくて、会う度メールする度に言葉遣いを考えてた。
毎度疲れたと思いながらも、好きという感情は厄介なもので、いつか乗り越えられるとひたすらあがいて。
ペンネームを一緒に考えた時は、「これでがんばっていこう」とか嬉しかった。
中野区のアパート、布団を敷いたらほぼ部屋は埋まる。ベッドを置くと部屋で動けなくなるので、ロフトから布団を上げ下げ。
あの時は「こんな部屋、いつかぬけ出す」とか足掻きまくったけど、何にも悪い日々じゃなかったんだろうな。
「愛してる」と言って言われる感動は、部屋が狭いほどよく反響するものなのかもしれない。

結局、いつか乗り越えられると思ってた恋愛の辛さも、叶わぬものとなったのはそれからせいぜい一年経たないうちだったか。
俺がつい、彼女のことを「重荷だ」といった言葉が響いたようで、それを延々と責められて、終わりを迎えて。
数日後、何度か無言電話が続いたのは彼女からだったのか、赤の他人からだったのか…は、いまだにわからない。

あれから数年後、別の女性と付き合ってペンネームは「ミサキ糖」に変わったわけなので、その当時の彼女が今の俺を知るよしもなくなった。

…とはいえ、デビュー作共々単行本化させたことをもし知ったら、あの日の記憶を、彼女は思い出すんだろうか?
今の俺にいきなり連絡をいれてくる?番号はずっと変わってないからなぁ…。
未練がある恋愛ではないけども、どうしてるんだかな、とはふと思った、という話。

しかしまぁ、ド級のフェミニスト女だったが、よくエロ漫画家と付き合ったな?
そこは今も疑問だな。

失恋とコミケと大ケガ

まずはコミケ四回連続不参加(というかうち一度は確か応募をしてなかったはず)という事になったのをまずはお知らせ。

新刊について。
去年に出したセラムンのシリーズを出したい一心だったけど、コミケ本番に出せない上、2ヶ月前からの失恋が尾を引いてるため、正直しんどい状態。
申し訳ないけども、今回は見送り。

あと、人生初の大ケガをした。
大ケガ、っていっても、入院レベルとかではないので、ただの怪我なんだけども、実際俺は入院とか大ケガの経験がないがゆえ、正直生まれて一番のレベルの怪我をして驚いてしまった。
ドアに足の小指を挟んで(かなりの勢い)、挟みどころも相当悪かったのか、ドアの力の入り方がハマったのか、めっちゃ血が出て、歩行困難となってしまった。
まぁ二日経って、びっこを引きながら歩くレベルにはなれたので、大ケガなんて言い方も大げさだろうけど。
でも、あの血の量はマジで救急車を呼ぼうかと思ってしまった。
現在、小指の一部がパックリ割れてるものの、血は止まってる。

とまぁ、失恋から始まって今回の大ケガまで、今年は相当ついてないってことらしい。


失恋から二ヶ月。早かった、とか思う時もあるけど、やっぱ長いな。
えらい長い。

二十代の頃は失恋すると、否応なしにコンパだの、デートに誘うだの、間髪入れずにしたもんだった。
どうも現在、そういう気持ちにはなれないと変化したのは、より相手を見極めろ、とでも身体が言ってるのだろうか。
それで慎重になりすぎるのもちょっとね、とも思うけども。

ついてない年ならついてないなりに、細やかな幸せと楽しみを見つけなきゃな。

絶歌、読了②

前回はある意味、褒めたような内容というか、少年Aと共感してしまったような文面を書いた。
前述した通り、その群青よりも深いブルーの印象は、俺にとって共感を感じたのが正直な気持ちだったから。

だが今回は、逆の観点からも感想を書いていきたい。


至極単純に、これを書いて世に出された、遺族側の気持ちの矛先が不安となった。
彩花ちゃん殺害についてだけでいうと、供述と同じように、「殴り殺した」という内容なので、そこだけならばショックは二重にはならなかった。(遺族にはさらなるダメージとなってであろう事は言うまでもないが。あくまで無関係の身勝手な人間の言葉)

だが、土師淳君殺害についてはかなりキツイ内容だと思う。その死体の扱い方。昨日ブログでも書いた通り、仮にフィクションなら疾走感のすごい内容であったことは確かだけど、これが事実なんだと思うと、遺族はもちろん、興味本位だけでこれを読んだ人間はショックが大きいのではないだろうか。
風呂場での首の扱い方については――正直そういうことをしたんだろうと想像もしていたけども――えげつなさが凄まじいと思う。しかも妙に陶酔した文面が、それを助長させていた。

あの本を出すという点では、書くべき部位ではあるけど、やはりあの部位を考えると、出すべき本じゃないとも思える。


さて、彼にどうしても関わる「性的サディズム」についてなんだけども。
至極簡単にいうと、「殺害」に興奮を覚え、それで射精するという倒錯した性に少年Aは取り憑かれていたわけだが、これについては、完全に「普通のスクールカースト最下層の人」とは違う点だと思う。
こればかりは多くの人が、俺も含め、全く共感を覚えないはずだろう。

人には色んな性癖があり、だから俺も「妊婦セックス漫画」という倒錯ジャンルなわけだが、他人の性的興奮なんて永遠に他人には理解できないものとは思ってる。
で、少年Aは「一番最初にオナニーした時にオカズとなったものが、永久に性に直結するものになる」と考えてるようだが、俺はどうしても違う気がする。(彼は祖母の遺影の前で初オナしたので、死と性が直結したと言ってる)
というのも、俺自身、最初に妊婦を見たわけでもなんでもない。俺の性的起因は、実の母親と暮らす時間が極端に短かったからだと思ってる。
何が言いたいかというと、元から何かそういうケがないと、そもそもそれでオナニーし続けないだろ、という事。初めなどそれ程重要じゃない。
少年Aの文を読んでいると、それがまた顕著に出てる。
あらゆる箇所で、弟のおもちゃを壊したり、性を覚えるとか言う以前から淳君をいじめたり、同級生を殴ったりしている。そもそもが、「サディスト」じゃないか。

この本を読んでいると、彼がそれに目覚めた経緯がいまいちわかってこない。
両親、祖母にはすごくしっかり大切に、まっとうに愛されていたのがようく感じる。彼を歪ませる何かを、どこからも感じれない。

なら生まれつきの脳的な問題?そんな答えならもうそれが「答え」なので、その答えは俺はパスしておく。
そもそも何事も「きっかけ」があり、それがどう延長されていくか、深みにいくか、ってのがすごくあると俺は思っていて。
例えば、たまたま健康状態の問題なのか、人参が美味いと思ったら、人参を好きになる。そのたまたまのきっかけが何かあったんじゃないだろうか。
おそらく、ほんの些細な。

上手く表現できてないな。
これをどう表現すべきか、上手いこと出来ない。
語彙がないとかではなく、感覚的にこの物事を説明できない。

ただ、再度いえるのは、この「性的サディズム」に関しては俺は全く一ミリも共感できない。
悪口でも蔑むとかでもなく、俺には理解不能ということ。


話を少し変えていこう。

少年A。彼は、反省してるかどうか。
これについては、してると断言したい。
ただ、正確に言うと「反省してる」というより、「後悔してる」。


ものすごくわかりやすくこれを一般人に置き換えると、

『ど変態プレイオナニーをして、射精したあとに果てて「何やったんだ俺は」と後悔するような事』。

この言い方は、決して馬鹿にした言い方で言ったわけじゃない。
まず少年Aに関わる重要なキーワードは「オナニー」。
そして、それがゆえに殺人をしたという、許されない後悔。

俺は彼の文面から、それを感じたわけ。


何より、彼はまわりに「家族」が存在すると、そこから逃げるように立ち去るという点においては、ものすごく「後悔」が見えた。



さて、俺にとって残る疑問は、印税がどうなるか、だ。
これ、もしもまるまる少年Aに行くなら、俺の感じた彼への共感や、彼のいう「後悔」が、全部うそ臭くなってしまう。
被害者遺族へ払う、なり、何らかの団体に払う、なりの声明も出ていない。

さて?あんな凄惨な事件を犯して、印税もガッポリなら、ただの勝ち組か?
でもま、彼、モノづくり以外に興味が有ることがないしな。
金があっても、彼には使い道がないのかもな。


悪い意味では、本当に嫌な前例を作ってしまったものだ。
犯罪者が作家になれる。
次はもなみか?まりあか?

けれど少年A以前に、いるけどね。
あの気持ち悪い食人鬼の作家が。
あれだけは、本人の顔もふくめ、気持ち悪くてダメだ。
あんなパフォーマンスといい、あいつこそ反省一つもしてない、クズといえるだろうな。



明日から雨が続くらしい。
少年Aは今、都内にいるのだろうか。淳君の両親、彩花ちゃんの両親は、今も神戸だろうか。みんな、それぞれの雨の降るなか、生きているんだな。



紫陽花ももう散るなか、真夏が来る。今年は少し、冷夏らしい。
被害者の冥福を心から祈り、未来にせめてもの幸せを紡げるよう、遺族に思いを届けたい。

絶歌、読了①

元少年Aによる、絶歌を読んだ。

この本が発売されるにあたって、あまりにも大きな反響があるのは目に見えていたし、自分自身も「これを買うことで少年Aに金を与える社会などでいいのか?」とも思った。

が、この事件は発生当初から興味深い事件だったし、「この子を産んで」も、被害者側の手記も全て読んでいた俺にとっては、本当に待ちわびた本とも言えた。
好奇心に良識が負けて、買った、というところ。
世間が買った動機と変わらないかもしれない。


そもそも、どういう文面が来るのか、購入前から気になっていた。

1 あまりに陳腐な厨二病?
2 心から謝罪した内容?
3 サイコパスすぎて理解できない内容?

期待としては1と2の間だったかな。
厨二病よりは奥深く、反省もしているのでは、というところ。期待はほぼあたったと思う。いや、謝罪がかなり伝わった内容だったかな。
3は最初からないだろうと思ってた。事件が起きた時から、なぜだろう、少年Aをサイコパスには思えなかった。(注 当時サイコパスという言葉は日本で主流ではなかったけども)
「ただただトチ狂った人間」には、なぜか思えなかった。

誰でも通るとは思う「厨二病」。黒歴史、って言葉でもいいかもしれない。
その最も引き伸ばした、そして実行した、そんな何かを受け取ってたのかもしれない。
彼の犯行声明文にあった、「色のない自分」。あれが全てを表していた。

あの当時、時代が何か歪んでいたのは肌で感じていた。
バブルが崩壊して、オウムが現れ、エヴァンゲリオンが流行って、心の何処かが歪み始めていた時代。
そんな中で起きた、なぜか必然性があったような気持ちさえある。

俺もまだ十代で、彼の「色のない」という言葉に共感していた。
だからこそ俺は、絵を描いたり、音楽をしたりしていたんだってもわかってた。
少年Aは、その表現方法が、殺人であり死体の見せしめ(というかパフォーマンスか)だったんじゃないか、と。


彼の文面の最初に出てくる、スクールカーストの最下層の、顔のない人間。
そしてその顔のない者が、顔を持とうとした。

どうだろう?
そういうところ、共感出来る人はたくさんいるんじゃないだろうか。
スクールカーストの最下層、と彼は言ってるが、多くの人がスクールカースト最下層みたいなもので、上層の目立つ人間なんて、むしろ少ないだろ?
目立った人なんて何人いた?成績優秀者、モテるやつ、バンドマン、運動上手。数えたってそれ程いないだろ?こう見ていけば、最下層なんて5割以上じゃないか。
その5割が、同じ気持ちの共有をしていて、おかしくないと思うんだが。

「だからといってあんな酷い事件は起こすわけない」、というのが当たり前の心情なのだろうけど。けれど映画や漫画ではスーパーヒーローが活躍して、それにみんな憧れる。教師は「個性、個性」と押し付ける。
そんな夢想を描かせた、しわ寄せが発生したんじゃないか。
そのしわに、誰も気が付かないのか?それを悪と決め付けるのか?

少年Aについて、都立大准教授の宮台が書いた文面で、面白いものがあった。
「この地域は綺麗過ぎるニュータウンで、自販機すらない。そんな作られたきれいなハコの中で、少年Aは息抜きの歪みを作った」――。子供時代、秘密基地を作ったような、そんな心理に似てる気がする。
興味深いことに、「個性」の「しわ寄せ」となった少年Aは、綺麗なニュータウンのなかで「しわ」となったわけだ。


一方。香山リカが「少年Aはサイコパス」だと記事をだした。(もっと厳密に色々言ってるけども。ただし中身がなく専門家ぶっただけの文面だった)
俺は彼をサイコパスとは思えず、むしろクラスに普通にいた少年に感じた。なんかのキッカケがあれば、話もしてウマがあった可能性すらも感じた。


少年Aの文面は、時折、引用を出したり、横文字をやたら使ったり、背伸びとか陶酔も感じざるをえない点もあった。けれど、文章全部を読むと、それは彼が読んできた本の影響であり、陶酔する感じはそもそもそういう人間だから事件を起こしたわけとも言えるし、それ程気にはならなかった。
「GODLESS NIGHT」には笑ったけど。厨二でも使うのをためらうわ。しかも、淳君殺害時のタイトルに使うべきじゃない。

ただ、彼の見た「風景」や、あらゆる側面での「心情」は、共感どころか俺も同じものを見てる、と感じた。だから事件当初から俺は追ってきたんだな、そうも思った。

「面白さ」という表現で言っちゃいけないが、淳君殺害からそれを校門に置くまでの文面は、リアリティのある、疾走感を感じた。映像がグイグイ浮かんで、読む手が震えた。


…褒めてはいけないよな。
けれど、何度も書いてしまうが、共感をずっと感じてたのは事実だった。なんでだろう、涙が出たところもあった。
彼を表現する際に、「ドス黒い」という言い方をすれば容易いが、俺には「群青よりも深いブルー」に見えた。

彼は「水のきらめき」や、「月の満ち欠け」や、「不意に香る風」がわかる人間だと思う。
それを容易くサイコパスとか狂人とかで締めくくっていいのだろうか。
いや、そう決めつけないと、ダメなのかもしれない。
徹底して「悪」と言わない限り、犯罪者の救いとなってしまう。

けれど、俺には彼の景色にある、「群青よりも深いブルー」を共感していた。




読後なので、まざまざと感想を書いた。
次は被害者側の気持ちや、逆に共感できなかった部分も感想として書きたい。

PROFILE

ミサキ糖

Author:ミサキ糖
サークルMISAKIX MEGAMIXにて、エロ担当の漫画家です。

お仕事等はこちらへどうぞ。→ jazz5520002000@yahoo.co.jp
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