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絶歌、読了②

前回はある意味、褒めたような内容というか、少年Aと共感してしまったような文面を書いた。
前述した通り、その群青よりも深いブルーの印象は、俺にとって共感を感じたのが正直な気持ちだったから。

だが今回は、逆の観点からも感想を書いていきたい。


至極単純に、これを書いて世に出された、遺族側の気持ちの矛先が不安となった。
彩花ちゃん殺害についてだけでいうと、供述と同じように、「殴り殺した」という内容なので、そこだけならばショックは二重にはならなかった。(遺族にはさらなるダメージとなってであろう事は言うまでもないが。あくまで無関係の身勝手な人間の言葉)

だが、土師淳君殺害についてはかなりキツイ内容だと思う。その死体の扱い方。昨日ブログでも書いた通り、仮にフィクションなら疾走感のすごい内容であったことは確かだけど、これが事実なんだと思うと、遺族はもちろん、興味本位だけでこれを読んだ人間はショックが大きいのではないだろうか。
風呂場での首の扱い方については――正直そういうことをしたんだろうと想像もしていたけども――えげつなさが凄まじいと思う。しかも妙に陶酔した文面が、それを助長させていた。

あの本を出すという点では、書くべき部位ではあるけど、やはりあの部位を考えると、出すべき本じゃないとも思える。


さて、彼にどうしても関わる「性的サディズム」についてなんだけども。
至極簡単にいうと、「殺害」に興奮を覚え、それで射精するという倒錯した性に少年Aは取り憑かれていたわけだが、これについては、完全に「普通のスクールカースト最下層の人」とは違う点だと思う。
こればかりは多くの人が、俺も含め、全く共感を覚えないはずだろう。

人には色んな性癖があり、だから俺も「妊婦セックス漫画」という倒錯ジャンルなわけだが、他人の性的興奮なんて永遠に他人には理解できないものとは思ってる。
で、少年Aは「一番最初にオナニーした時にオカズとなったものが、永久に性に直結するものになる」と考えてるようだが、俺はどうしても違う気がする。(彼は祖母の遺影の前で初オナしたので、死と性が直結したと言ってる)
というのも、俺自身、最初に妊婦を見たわけでもなんでもない。俺の性的起因は、実の母親と暮らす時間が極端に短かったからだと思ってる。
何が言いたいかというと、元から何かそういうケがないと、そもそもそれでオナニーし続けないだろ、という事。初めなどそれ程重要じゃない。
少年Aの文を読んでいると、それがまた顕著に出てる。
あらゆる箇所で、弟のおもちゃを壊したり、性を覚えるとか言う以前から淳君をいじめたり、同級生を殴ったりしている。そもそもが、「サディスト」じゃないか。

この本を読んでいると、彼がそれに目覚めた経緯がいまいちわかってこない。
両親、祖母にはすごくしっかり大切に、まっとうに愛されていたのがようく感じる。彼を歪ませる何かを、どこからも感じれない。

なら生まれつきの脳的な問題?そんな答えならもうそれが「答え」なので、その答えは俺はパスしておく。
そもそも何事も「きっかけ」があり、それがどう延長されていくか、深みにいくか、ってのがすごくあると俺は思っていて。
例えば、たまたま健康状態の問題なのか、人参が美味いと思ったら、人参を好きになる。そのたまたまのきっかけが何かあったんじゃないだろうか。
おそらく、ほんの些細な。

上手く表現できてないな。
これをどう表現すべきか、上手いこと出来ない。
語彙がないとかではなく、感覚的にこの物事を説明できない。

ただ、再度いえるのは、この「性的サディズム」に関しては俺は全く一ミリも共感できない。
悪口でも蔑むとかでもなく、俺には理解不能ということ。


話を少し変えていこう。

少年A。彼は、反省してるかどうか。
これについては、してると断言したい。
ただ、正確に言うと「反省してる」というより、「後悔してる」。


ものすごくわかりやすくこれを一般人に置き換えると、

『ど変態プレイオナニーをして、射精したあとに果てて「何やったんだ俺は」と後悔するような事』。

この言い方は、決して馬鹿にした言い方で言ったわけじゃない。
まず少年Aに関わる重要なキーワードは「オナニー」。
そして、それがゆえに殺人をしたという、許されない後悔。

俺は彼の文面から、それを感じたわけ。


何より、彼はまわりに「家族」が存在すると、そこから逃げるように立ち去るという点においては、ものすごく「後悔」が見えた。



さて、俺にとって残る疑問は、印税がどうなるか、だ。
これ、もしもまるまる少年Aに行くなら、俺の感じた彼への共感や、彼のいう「後悔」が、全部うそ臭くなってしまう。
被害者遺族へ払う、なり、何らかの団体に払う、なりの声明も出ていない。

さて?あんな凄惨な事件を犯して、印税もガッポリなら、ただの勝ち組か?
でもま、彼、モノづくり以外に興味が有ることがないしな。
金があっても、彼には使い道がないのかもな。


悪い意味では、本当に嫌な前例を作ってしまったものだ。
犯罪者が作家になれる。
次はもなみか?まりあか?

けれど少年A以前に、いるけどね。
あの気持ち悪い食人鬼の作家が。
あれだけは、本人の顔もふくめ、気持ち悪くてダメだ。
あんなパフォーマンスといい、あいつこそ反省一つもしてない、クズといえるだろうな。



明日から雨が続くらしい。
少年Aは今、都内にいるのだろうか。淳君の両親、彩花ちゃんの両親は、今も神戸だろうか。みんな、それぞれの雨の降るなか、生きているんだな。



紫陽花ももう散るなか、真夏が来る。今年は少し、冷夏らしい。
被害者の冥福を心から祈り、未来にせめてもの幸せを紡げるよう、遺族に思いを届けたい。
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ミサキ糖

Author:ミサキ糖
サークルMISAKIX MEGAMIXにて、エロ担当の漫画家です。

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